春分のエネルギーとは
地域によっては、春の訪れを感じる季節となってきました。
先日の地震で被災された方は、暮らしの立て直しに大変な苦労をされていることと思います。
この暖かいようでまだ寒い時期、体調を崩しがちになります。
どうぞお気を付けください。
もくじ
占星術と春分
さて、明日は暦上の春分です。
占星術的には、太陽が牡羊座に入る日となります。
ホロスコープは牡羊座の0度から魚座の30度までぐるり360度あり、太陽は1年をかけてそれを移動していきます。
なので、牡羊座の0度に太陽が来る春分は、まさに新しい1年が始まるという日なのですね。
最近は「宇宙元旦」という言い方もよく聞きますが、まさにそんなイメージです。
牡羊座のエネルギー
牡羊座というサイン(星座)はスタートダッシュのエネルギーを持ちます。
人間でいえば生まれたての赤ちゃん。
赤ちゃんは生まれた瞬間、大声で泣きますよね。
人生スタート!
これから生きてやるぞ~!!
と、この世に生を受けたばかりの生きものとして、誰よりも、やる気満々なわけです。
牡羊座もそんな感じのサインです。
春が象徴するもの
もともと春というのは、若さ・元気を象徴します。
- 若さ=これから成長していくための伸びしろがある
- 元気=これから成長していくための力がある
東洋思想でも、春は同じイメージを持ちます。
春を象徴する方角は、太陽が昇る東です。
東を象徴する色は青。
なので、若いときの時間を、青春と言いますよね。
また皇太子を東宮(とうぐう)、または春宮(はるのみや)と呼びます。
皇太子はこれから成長して、いずれ天皇となる人物です。
そのための若さと元気を持っている人ということになります。
新しいエネルギータームが始まる日
話を元にもどすと、春分というのは、そんな「若さ・元気」のエネルギーを持つ季節が始まる日なのです。
とはいえ、昨日までのエネルギーがブチンと切れて切り替わるということではありません。
エネルギー(=運気)というのは、グラデーションです。
季節がだんだん変わっていくのと全く同じです。
なので、春分の日までにこれをしなければならない!とか、これをしておかないと春分以降不幸になる!とか、そんなものは一切ありません。
植物をみれば一目瞭然
春分のエネルギーを活用するのに、よいお手本となるのが植物です。
この季節、公園や野原が1~2日で急に緑に染まるということがありますよね。
植物は気温が上がってくるとそれを敏感に感じ取って、葉を茂らせたり、花を咲かせたりします。
あれは、植物たちが、
あ、なんかやっと温かくなってきたな。
そろそろ本気だすか
と思っているようなものです。
なので、もし今あなたが冬のような沈んだ気分を引きずっているなら、ちょっと外に出て散歩してみてください。
そして、春の訪れの兆候を探してみましょう。
植物がどうやって本気を出しているか見つけてみるってことね
人も本気を出せる季節
人間の身体も、植物と同じように自然の一部です。
人間のメンタルが気候風土に影響されることはすでによく知られています。
また暖かくなると筋肉の緊張がゆるみやすくなり、体調も良くなります。
今お住まいの地域の植物と同じタイミングで、あなたも本気を出せればよいと思います。
寒い地域の人と暖かい地域の人とでは、そのタイミングが少し違っても不思議ではありません。
誰しもバイオリズムがある
ちなみに、寒い冬の間、植物たちは何をしていたのか?
もちろんエネルギーを蓄えていました。
春になったら本気を出すために(^^)
あなたが今うまくいってない不遇の時期を過ごしているとしたら、それは季節でいえば冬です。
動けない時期は、エネルギーを蓄えていると考えてみて下さい。
自然のサイクルというのは恐ろしく淡々としていて、春が来たらやがて冬が来ます。
でも冬のあとは、必ず春が来ます。
人間もそのサイクルのなかに生かされています。
一生冬のままということはありません