経済的不安があっても会社を辞める方法
あなたは現在、「もう会社を辞めてしまいたい…」と思っていますか?
- 業務内容がつらい、つまらない
- 人間関係がつらい、ハラスメントを受けている
- 待遇が悪すぎて生活ができない
このような理由で「会社を辞めたい」と思っておられる方も多いのではないでしょうか?
ですが、
「生活のことを考えたら辞められないから…」
と、葛藤してしまいますよね。
これは八方ふさがり…どうしたらいいの?
もちろん、うまく辞める方法はあります
この記事では、「退職する意志はある。でも主に経済的な心配があってなかなかそれを実行できない方が、無理なく退職する方法」をお伝えします。
この方法は、
1年後までに、今の会社がなくても自分の人生に影響がないように、あるいは影響が極力少なくてすむような状況を整える
というものです。
退職はリスクを負うことでもあるのですが、だったらリスクヘッジをしておけばよいのですね。
今、何らかの事情で会社をもう辞めたいと思っているけれど、何らかの事情があってなかなか辞められない。
特に次の仕事が決まらないと経済的な不安、生活の不安があるから、ずるずると今の会社にいる。
でも、その状況がとても苦しい
という方はぜひこの記事をを参考に、実行してみてください。
もくじ
経済的不安がある人が会社をうまく辞める方法
この方法は大きく分けて3つの流れがあります。
自分の意志を明らかにする
タスクとスケジュールを決める
決めたことを実行する
具体的にはSTEP.1~8まであります。
STEP.1 1年後に辞めると決める
STEP.2 辞めたあとはどうしたいのかを決める
STEP.3 今感じている不安を書き出す
STEP.4 1年後までに仕事においてすべきことと期日を決める
STEP.5 1年後までにプライベートですべきことと期日を決める
STEP.6 不安を解消するアイデアを考える
STEP.7 そのアイデアを実行するためにすべきことと期日を決める
STEP.8 すべてのタスクをチェックできるようにし、粛々と実行する
自分の意志を明らかにする
まず行動する前に方向性を決めなければなりませんので、自分の考えを整理していきます。
これには3つのステップ.があります。
STEP.1 1年後に辞めると決める
会社を辞めるためにあなたがとるべき最初のステップ.は、「1年後に辞めると決める」です。
とにかくこれが一番大事です。
もちろん、3ヶ月後や半年後でもいいのですが、辞める期日を決めることです。
このときに、「担当している業務がこうだから、1年後はちょっとムリ…」などと考えていたら、結局定年まで辞められません。
勤めている限り会社の仕事は自転車操業的に回ってくるもの。
それをどこかで断ち切るのが退職で、定年のときでもそれは同じです。
先程何か月後でも良いと言いましたが、私のおススメはやはり1年後です。
1年というのは、長すぎず、短すぎないからです。
これが3年後だと「まだあと〇年あるし」と思って、お尻に火が付きません。
かといって、3ヶ月後だと十分な用意をせずに辞めてしまうことになるので、よほど貯金のある人以外はちょっと難しいところもあるかもしれません。
なので、原則1年より長い期日にはしないほうがいいと思います。
例えば今は2023年1月ですから、来年2024年の1月末で辞める。
ただし、ちょっと区切りが悪い人もいると思いますので、2023年12月末とか、2024年3月末で辞めるでもいいですね。
そのあたりはお仕事のサイクルも考慮して考えてみてください。
STEP.2 辞めたあとはどうしたいのかを決める
仮にここでは1年後に辞めるとしましょう。
では辞めた後、あなたは何をしたいのでしょうか?
次は何をして稼いでいくのか?ということですね。
もし貯金があれば苦しい職場なんてすぐにやめて好きなことをしたほうがいいのでしょうが、そういうわけにもいきませんよね。
今回は経済的な心配から退職に踏み切れない方ということなので、次の収入源を得るということを前提に進めていきます。
あなたは今の会社を辞めた後、例えば
- 転職して自分がもっと活躍できる会社で働きたいのか?
- 起業したいのか?
- 結婚して家庭に入り、パートナーの稼ぎで生活したいのか?
他にもいろいろあるかもしれませんが、ここで重要なのは本音で考えるということです。
例えば「転職活動なんて面倒くさいし、彼氏と結婚して養ってもらえばいいや」
と考えて、「養ってもらう」があなたの本音なら問題ないんですが、
「私にはどうせ転職も起業もムリ、ということは、男の人に養ってもらうしかない」
と後ろ向きに考えるのは絶対にやめてください。
それはいずれ後悔することになります。
あなたがもっとも望む方向性は何なのか?
これを真剣に考えます。
分からない人は、逆説的ですが、
もしお金の心配がなかったら、どんなことで社会に貢献をしたいのか、どんなことをして人生を送りたいのか
を考えてみると良いでしょう。
STEP.3 今感じている不安を書き出す
1年後に辞めるとして、今不安に思うことを全部書き出してください。
例えば、
- 経済的な目途が立たないと退職したら生活ができないんじゃないか
- 慢性的な人手不足なので自分が辞めたら現場が回らなくなるんじゃないか
まずは頭のなかにある不安を、ここで全部リストアップしておきましょう。
タスクとスケジュールを決める
1年後までにすべきことをリストアップし、締め切りを決めていきます。
これには4つのステップ.があります。
STEP.4 1年後までに仕事においてすべきことと期日を決める
1年後に辞める場合、今のお仕事について、すべきことは何でしょうか?
それをリストアップしていってください。
- このプロジェクトはを誰に引き継ぐか?
- どこまでは自分が責任をもって関わるか?
- この件はどこまで終わらせるか
- お得意様にあいさつにいく
- 会社に退職の意向を伝える
することはいろいろありますよね。
もちろん仕事の場合は、それらすべてを自分の一存で決められるとは限りませんが、会社や上司に掛け合う前に一応自分の考えを整理して持っておいてください。
そして、今リストアップしたタスクに、「いつまでにする」という期限を割り当てます。
1年後から逆算して考えてみるとよいと思います。
STEP.5 1年後までにプライベートですべきことと期日を決める
1年後に辞める場合、今度はプライベートについて、すべきことは何でしょうか?
それをリストアップしていってください。
プライベートというのは、当然、次の仕事の準備が含まれます。
転職するのか、起業するのかで準備自体はかなり変わりますよね。
引っ越しを伴いそうなら、新しい家を探すことも必要です。
これもリストアップしたタスクに、「いつまでにする」という期限を割り当ててください。
STEP.6 不安を解消するアイデアを考える
STEP.3で書き出した不安のリストを眺めて、それらをどうしたら解消できそうか、思いつくアイデアをそれぞれについて書き出していってください。
「無事転職できるかどうかわからないので、生活が不安」
ということであれば、例えば
- 今月から副業を始めることにして、1年後までには何とか暮らせるレベルの金額を稼げるようになる
- 半年間暮らせるだけの貯金をする
などが考えられます。
アイデアが浮かばない場合は、マンダラチャートを使ってアイデアを考えてみましょう。
STEP.7 そのアイデアを実行するためにすべきことと期日を決める
STEP.6で出したアイデアを実現するには、具体的に何をしないといけないのでしょうか?
それをひとつひとつ書き出していくと、あなたが1年後までにすべきことが見えてきます。
これもマンダラチャートが使えますよ
これらのタスクはSTEP.4と5の仕事とプライベートのリストに振り分けて、期日も書き込んでください。
例えば今月中に副業を始めるであれば、できそうな副業について今週中に調べる。
まず大きなタスクがあったら、それを細分化していきます。
決めたことを実行する
最後は、その書き出したタスクを実行していきましょう。
STEP.8 すべてのタスクをチェックできるようにし、粛々と実行する
ここまでに書き出したタスクとスケジュールを何か一表にまとめたり、手帳などに書いたりして、
- 進捗確認ができる
- 消し込みができる
ようなかたちにしてみてください。
実行できているかどうかは、1ヶ月毎くらいに振り返りの時間をとって、確認しながらやっていくと良いと思います。
もちろん、予定を一切変更してはいけないということはありません。
想定外のことがあれば、それも含めて調整していけばOK。
正念場は一年間だけ
以上、これらのことを、先ほどあなたが決めた1年後の退職日までにこなします。
プライベートの時間ですることが多いので、結構大変です。
うまく有給休暇なども使いながらやってみてください。
やってみるとわかりますが、「1年って意外と時間がないな」と感じると思います。
そのかわり、かなりつらい状況でも、「あと1年間なら何とか耐えられるな」と思って頑張れます。
これが2年とか3年になると耐えられずに心が折れちゃうんだよ…
なので、最長1年後をお勧めしているんですね
「どうなったら安心して退職できると思いますか?」と尋ねると、多くの方は「経済的な不安がなければ退職できる」と答えると思います。
だったら、これから1年を使って、着々と経済的な不安を取り除いていき、お仕事のほうも円満退職するという方向でいけばいいんですね。
もし、ここで立てた計画を完璧にこなせなくても大丈夫です。
8割方でもこなしていると、結構何とかなります
一番良くないのは、経済的不安があると分かっていながら、計画も立てず何も行動せず、切羽詰まってから結局退職せざるを得なくなるという状況です。
そのようになってしまうと、すべてが後手後手になり、より不利な状況になってしまいます。
「その後どうするか?」について考えることから逃げず、向き合ってみると、必ず良い未来がやってきます。
「会社を辞める方法」のまとめ
この記事では、現在、経済的不安があってなかなか会社を辞められない方が、1年後に会社を辞める方法について書いてきました。
下記にまとめておきます。
この方法は大きく分けて3つの流れがあります。
- 自分の意志を明らかにする
- タスクとスケジュールを決める
- 決めたことを実行する
具体的にはSTEP.1~8まであります。
STEP.1 1年後に辞めると決める
STEP.2 辞めたあとはどうしたいのかを決める
STEP.3 今感じている不安を書き出す
STEP.4 1年後までに仕事においてすべきことと期日を決める
STEP.5 1年後までにプライベートですべきことと期日を決める
STEP.6 不安を解消するアイデアを考える
STEP.7 そのアイデアを実行するためにすべきことと期日を決める
STEP.8 すべてのタスクをチェックできるようにし、粛々と実行する
以上になります。
このように、どういう課題があるのかをまず明確にすると、その解決策も考えやすくなります。
そして、1年という期限を切ることによって、ゴールが見えるので、何とか頑張れるんです。
STEP.8の実行するのが一番大変です。
ですが、自分の人生を変えるという大切な局面なので、「今の自分に最大限できることは何だろうか?」と考えて実行してみてください。
なお、YouTubeでは、経済的理由以外で辞められない方についても少しお話しています。
YouTubeでもお話しています
そもそも会社を辞めるべきかどうかわからない?
ちなみに、「まだ会社を辞めるかどうかわからない」「そもそも今の状況では自分は退職したほうがいいんだろうか?それともしないほうがいいんだろうか?」というところで迷っている方もおられるでしょう。
当ルームでは「退職すべきかどうか?」ということを話し合うセッションもやっています。
これは転職にあたってどんな仕事が向いているか?というよりは、もっとその前段階でお役に立てるセッションです。
具体的には、今のご状況や将来のご希望などをお伺いし、現在の課題をあなたと一緒に整理していきます。
そうすると何をすべきかがわかってきます。
案外、辞めなくても良い方向が見つかることもありますし、辞める方向に向かって一歩踏み出すということもできます。
辞めたいけど辞められなくて苦しんでいる方は、大抵そのあたりが混乱したまま整理できてないので、「辞めたら怖いことが起こるに違いない」と漠然とした恐怖を感じていることが多いのです。
でも、自分でひとつひとつクリアできることがあるとわかると、その恐怖がどんどん薄らいでいきます。
そして、当ルームのLINE公式にお友だち登録していただいた方限定になりますが、今年3月末までは、この「退職すべきかどうか?」のセッションのみ10%オフのキャンペーンをしています。
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