完璧主義をやめて気楽に生きる方法
完璧主義と聞いて、あなたはどんな印象を持ちますか?
もくじ
生きづらさの原因になる完璧主義
完璧主義というのは、どうしても生きづらさの原因になってしまうことがあります。
「自分に厳しい」というのは、向上心にもつながるので、一般的には素晴らしいとされる価値観なのかもしれません。
しかし、自分のなかで合格ラインを作り、それにそぐわない自分や他人を責めるということをしてしまうと、それはたちまち生きづらさの原因に変わってしまいます。
例えば、常に自分を過剰に追い込む状態は、調子のいいときはいいですが、そうでなくなると自分自身に×を付けてしまいます。
そういう期間がが続くと、うつなどのきっかけになってしまうこともあります。
また、他人にも厳しい目を向けがちなので、人間関係も本当の意味ではうまくいかないでしょう。
なぜなら、人間は他人からジャッジされるのがイヤだからです。
最近は、「完璧主義をやめよう!」みたいな風潮も出てきているので、自覚がある人は気になっているのではないでしょうか。
完璧主義を辞める方法
完璧主義をやめるには、
- 自分や相手を責めそうになったら気づく
- 他の選択肢を探す
誰かを責めそうになったら気づく
完璧主義が顔を出しそうになったときに、「あっ、今完璧を目指しすぎているな」と自分で気づけるかどうか、がミソだと思います。
これは最初のうちは失敗するかもしれませんが、心がけていると、だんだんできるようになります。
気づくポイントは、自分や相手を責めているときですね。
「こんなこともできないなんて、私は情けない」
「こんなこともできないなんて、こいつは無能だ」
みたいな感じです。
人間誰しも、得意・不得意や、調子の良いときも悪いときもあります。
うっかりミスをすることもあります。
本当に100%完璧にやらなければならないことなど、命に関わること以外ではほぼないのではないでしょうか。
もしそんな仕事があるなら、さっさとAI化、機械化するほうがいいかもね
それならミスはないですからね
仕事を含め、人間のすることというのは、いろんなさじ加減があってこそだと思います。
次回ミスをしなければ良いと考えて、対策を練るなどすればよいのです。
延々と自分や相手を責めるのは意味がありません。
他の選択肢を探す
責めているのに気づいたら、すぐに辞めて、他の選択肢を探してみましょう。
例えば、「今日は忙しくて、掃除ができなかった」と自分を責める人の頭のなかには、「どんなに忙しくても、掃除までできてしかるべき」という一択しかありません。
「いや、掃除はもう明日朝イチでしよう。今日できなくても大した問題じゃない」
「いや、今日はトイレ掃除だけでもしておこう。他は明日に回そう。それでいいや」
などの第2,第3の選択肢を選ぶことが自分に許可できないのです。
第2,第3の選択肢は確かにあり得ないくらい、「すべきでない」ことかもしれませんが、そこにあえて、
「ま、いっか」
と思ってみてください。これも練習だと思います。
そして、人や、物事に対する「ま、いっか」を少しづつ増やしていくと、ラクに生きられるのではないかと思います。
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