占いの結果を額面通りに受け取ってはいけない理由
当ルームでは西洋占星術も扱っていますので、このサイトやYoutubeチャンネルでは、占いの活用法について度々お伝えしてきました。
- 占いの結果に一喜一憂しない
- 占いの結果は可能性(ポテンシャル)なので、それをヒントにして行動してこそ現実は変わる
- 占いの結果は、「自分の直感」「現実的に今の自分ができること」と組み合わせて、活用する(占い×直感×現実)
というのが、その主旨です。
もちろん、映画や音楽を楽しむ感覚で、占いもエンタメとして消費するなら、そんなことにわざわざこだわる必要はありません。
でも、占いに興味があり、それなりにお金を費やしている人のなかには、エンタメではなく、何か困りごとがあるから行く人も多いと思うのです。
もしあなたが、そういう状況で占いを使っているのなら、少しでも意味のある使い方をしていただければと思っています。
というわけで、今回はもうひとつの側面から、占いの結果を額面通りに受け取っても意味がないというお話です。
ではどうすればいいのか?についてもお話します。
もくじ
占いに作用する心理的効果
ご存知の方も多いと思うのですが、占いの心理学的な種明かしとして鉄板のひとつが、「バーナム効果」です。
これは、占いや心理テストをしてみせたあとに、その結果として誰にでも当てはまるような文言を「あなたはこういう性格ですよ」と見せると、「確かに当たっている…!!」となりやすいというものです。
もちろん、霊視などのスピリチュアル系も同じです。
実はこれ、当てはまる要素を自分で無意識に探してしまうんですね。
例えば、
「あなたには意外な、女性らしい一面があり、それが異性を惹き付けるでしょう」
という文言。
女性であれば女性らしい面を1ミリも持っていない人などいません。
また、「女性らしい」の定義もひとそれぞれですよね。おしゃれが好き、可愛いものが好き、料理が上手、世話好き…
「私は結構、料理好きだから、確かに、女らしい一面があるかも…!」
などと思って、勝手に納得してしまいます。
でも冷静に考えると、おしゃれで料理上手で、子どもを溺愛しているパパさんやペットにメロメロな男性もいるわけですから、そんな定義も絶対的なものではないのです。
だから、「これは自分のことを言っている…!!」と、男女関係なくほぼ全員に当てはまってしまうんですね。
気立てが良くて料理上手なおじさんもいるもんね
もっと言えば、人間は矛盾した性質を同時に抱えていることも多いものです。
例えば、私自身も男前な部分と女性らしい部分の両方を持っていますので、仮に「あなたには男性っぽい一面があります」という結果が出ても「うんうん、そのとおり!」となるのですね(笑)。
ちなみに、西洋占星術では、男らしさは火星が、女性らしさは金星が表しています。
誰のホロスコープにも火星と金星はひとつずつありますから、占星術の観点から言うとこれもまた全然不思議ではありません。
つまり、占いの結果は、これらのことを差し引いて受け取るくらいでちょうどよいのです。
「すごい!当たっている…!!」と、「当たる/当たらない」という部分にあまりフォーカスしすぎるのも、占いに来た本来の目的を見失ってしまいます。
また、「この占い師は当てた…!すごい!」と思いこんでしまうと、相手に権威性を与えてしまい、その後その占い師が言うことは何でも「すごい、そのとおり」と思ってしまいがちです。
占いの結果よりも大事なこと
占いでどんな結果が出るかよりも、そこからどうするかのほうがずっと大事です。
先ほどの「あなたには意外な、女性らしい一面があり、それが異性を惹き付けるでしょう」という結果を受けて、何を考え、どう行動するか。
もしあなたが、
「そういえば、本当は料理するのが好きだけど、最近忙しくて外食ばっかりしていたな。休みの日だけは3食作るようにしようかな」
と思った場合。
占いの結果には「料理」というキーワードは出ていませんでしたが、「女らしい」という言葉から連想して、あなたは「料理」のキーワードを引き出しているわけです。
他の人なら「メイク」と出てくるかもしれませんし、「ワンピース」と出てくるかもしれません。
このキーワードこそが、あなたにとって重要なんです。
占いの結果そのものよりも。
このキーワードは、あなたがぴんときたことなので、直感です。
このキーワードに関連することを実際に行動に起こしてみて、結果的に生活や人生に変化を起こすことが「占いを活用する」ということになります。
占いが当たるかどうかは重要ではない
お金を出して鑑定してもらうので、当たってほしいと思うのは当然です。
でも、ちょっと身も蓋もない言い方をすれば、占いを活用するという点においては、正直「占いが当たるかどうかはそれほど重要でない」と言えます。
結局バーナム効果で、「当たっている」と思えてしまうことも多いですからね。
行動して活用するという視点から見ていくと、占いに行くという行為自体が、シンクロニシティのようなものです。
例えば、誰でも、
- たまたま読んでいた本の一節に衝撃を受け、突然、新規事業のアイデアがわいた
- 久々に会った知人と雑談していたら、相手が何気に言った言葉が心に残り、悩みが解決するきっかけになった
というような経験があるのではないでしょうか。
これらは、本や他人の言葉から、あなたの直感を刺激する、何らかのメッセージを受け取っているんですね。
占いも、たまたまそのタイミングで鑑定してもらい、そのメッセージを受け取るという行為で、まったく同じことなんです(なので、別に占いで解決しなくても、たくさん本を読んだり、いろんな人とお喋りするだけでもヒントは出てくるものだったりします)
鑑定結果を聞いたことで刺激されて、ハッとしたことや、何かひらめいたことがあれば、それを大事にしてください。
あとは、できることからでいいので、それをヒントにしながら実際に行動してみれば、現実が変わるきっかけが作れます。
実は下準備が必要な場合も
行動が大事なのはわかったけれど、「そもそも占いの鑑定結果を聞いても、何もぴんとこない、ひらめかない」という人もいると思います。
それは、もしかしたら、占い以前に、自分なりに考え抜いてないことが原因かもしれません。
読書中や他人との会話に思わぬヒントが出てくるときは、大抵、すでに自分なりに悩みぬいていたりしています。
その状態だからこそ、他人の書いた文章、他人の口にする言葉で「目からウロコ」になりやすいんです。
そうして、「あっ!」と直感的に気づいたことを実行してみると、停滞していた物事が動き出すなど、ポジティブな変化が起こります。
ところが、何もひらめかない人は、占い師の言ったことを額面通りに受け取るしかありません。
なので、それを実行しても、振り回されるだけだったりします。
自分のことが一番わかっているのは、間違いなく自分です。
あなたのための直感は、あなたにしか降りてきません。
ここがきちんと腑に落ちていると、占い師や霊能者に依存することはまずありません。
占い師の言うことは、あくまであなたの直感を引き出すための例え話みたいなものだと思うことです。
占いの結果は可能性(ポテンシャル)なので、そこからあなたの直感で、行動に活かすための重要なメッセージを選び取るしかないのです。
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