生きづらい人がコミュニティを探すには
生きづらい人=生きづらさを感じている人です。
なぜ生きづらいのか、その要素は人それぞれですが、少なくとも今の社会ではどちらかというと少数派で、かつその要素によってご本人が「つらい」と感じている、という状態ですね。
今朝のどんてんチャンネルでは、「生きづらい人が生きやすくなる2つのヒント」についてお話しています。
大事なポイントを2つをお話していますので、生きづらさを感じている方はぜひお聞きください。
もくじ
生きづらい人が探すべきコミュニティ
ところで、生きづらいと感じている方が生きやすくなるポイントをもうひとつあげてみます。
動画の2つめのポイントとも関わっています
それはコミュニティです。
生きづらくなくても、人間は関わるコミュニティが大切です。
ひとりが好きというタイプでも、やっぱり誰かと触れ合う時間というのは心をほっとさせるからです。
では、生きづらさを感じている人がコミュニティを探すポイントは何かというと、多様性です。
ぜひ多様性のあるコミュニティを探してみましょう。
生きづらさを抱えている人は、つい同じ生きづらさを抱えた人同士が集まるコミュニティを探してしまいがちです。
例えば発達障害を持っていたとして、学校や職場になじめず、つらい思いをしてきたら、そのような人たちが集まるコミュニティに入ると、つらさをわかってもらえたり、同じ体験をした人からアドバイスをもらえたりするので、ほっとできますよね。
もちろん、これはこれで貴重なコミュニティなので、積極的に参加するとよいと思います。
安心感を得たり、悩みの対処方法を知るという意味では、そういう場所を見つけることはとても重要です。
(ひとりで深刻に悩むのは一番よくありません)
ただし、この手のコミュニティは多様性ではなく、画一性があるものとなります。
皆同じ悩みを抱えていますからね。
そこからもう一歩進みたいと思ったら、次は多様性のあるコミュニティに行きましょう。
多様性のあるコミュニティのメリット
理想としては、人種、国籍、宗教、年齢もセクシャリティも、職歴や学歴もバラバラといったコミュニティです。
(日本ではあまりないかもしれませんが、海外ではあります。また、ネット上でも見つけられると思います)
あなたと同じ悩みを持つ人がいなければ同情も共感もしてもらえないかもしれませんが、その代わり、あなたはその悩み込みであなただと認識されやすいでしょう。
つまり、その悩みもあなたの特徴のひとつ(個性)ということになります。
また、多様な人のいる場所では、誰もが誰かをサポートできるチャンスがあるということでもあります。
あなたと同じ悩みを持つ人がいなくても、バックグラウンドが違えば違うほど、他の人は、あなたにとっては何でもないことで悩んでいる可能性があるのです。
人間は、コミュニティの誰かに対し役に立てると幸せを感じます。
居場所があると思えるからですね。
ずっと支えてばかりでも、支えられてばかりでもなく、支えあうことができれば、互いに幸せですよね。
悩みが強みになるとき
こういう話をすると、
「じゃあ、海外に移住・就職しろっていうこと?」
と思う人もいるかもしれません。
そうしてみたいなら、やってみる価値はあると思います。
ただ、もっと身近なところに落とし込んでみると、例えば国内で就職先を選ぶとしても、
・新卒一括採用が中心で、プロパーの社員が多い、ジョブローテ必須の会社
・必要に応じて、いろんな専門スキルを持つ人を随時採用し、社員の職歴や年齢に幅がある会社
どちらを選ぶか、こんな風に考えることもできるのではないでしょうか?
自分と同じ属性の人がいない場所に飛び込んでみると、悩みが強みになることもあります。
ただし、自分以外の人が全員同じ属性という場は、ちょっと逆効果になってしまうこともあります。
「誰ひとりとして同じ属性でないコミュニティ」と考えてください。
たとえ話をします。
あなたは青リンゴです。
もし、あなたが赤いリンゴしかないフルーツ屋さんに行けば、「リンゴのくせに何で青いの?」と言われて、赤くなれないあなたは、つらさを感じるかもしれません。
でも、ブドウ、ミカン、バナナなどいろんな種類のフルーツが並べられたフルーツ屋さんに行けば、「あなたはリンゴなんだね」「あなたは青いね」「へえ~素敵」という感じです(笑)。
例えが微妙すぎるけど、わかる~??
ちなみに、冒頭で、「生きづらい人=生きづらさを感じている人」と書きました。
生きづらさというのは、属性という客観的なものによると思われがちですが、実はご本人が「つらい」と思っているかどうか、つまり主観にもよるところも大きかったりします。
この主観的な「つらさ」に関しては、カウンセリングで考え方を整理していくと効果的な場合が多いです。
生きづらさを解消するためにできるアプローチはいろいろあります。
ご自分で挑戦できることもあれば、誰かに頼ればよいこともあります。
諦めないで、自分らしい人生を手に入れていきましょう。
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